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AIの文章を「効かせる」のと、「人間らしくする」のは別の作業だった
ブログ記事の下書きを、4つの心理学原則でレビューするツールを作りました。処理流暢性、チャンキング、カリオシティ・ギャップ、ピーク・エンドの法則。読みやすさや記憶、興味、印象にまつわる、それぞれ別の研究から借りてきた考え方です。
続きを読む →電池ゼロのラベルと、見えないドローン:足し算をやめた2つの研究
スマートホームのセンサーを増やそうとすると、たいてい電池の話に行き着きます。ドアの開閉を検知したい、引き出しの使用状況を記録したい。そのたびに小さな電池式センサーを買い足し、数か月後にはどれかが切れています。介護施設で見守り機器を増設する担当者にとって、これは地味だが厄介な運用コストです。
続きを読む →その8段階、本当にあなたの実力指標ですか?
X.comで「AI使ってますのレベル感が違いすぎるので客観的な指標が欲しい」という投稿を見かけました。リプライには「@every参照」という一言とともに、画像が一枚貼られていました。
続きを読む →Claudeの読本・カリキュラムを一式作った話
企業がClaude Desktopの活用を社内に広めるのを支援するため、読本からカリキュラムまで一式のドキュメントをまとめました。作り始めてから今日までの流れを振り返ってみます。
続きを読む →営業部門にAIエージェントチームを1つ作ってみた話
SNSでは最近、エージェントを使った自律動作の話題をよく見かけます。「会社組織をエージェント化して、一人で50人分の会社を作った」といった類の投稿です。この流れもあってか、「サブエージェントとかSkillって、結局どう使えばいいの?」と聞かれることが増えました。ドキュメントを読めば機能の説明は書いてあります。でも「実際に1つの案件でどう動くか」までは、自分で手を動かさないと分かりません。
その回答のつもりで、営業部門の3つの定型業務(見積書作成・提案書レビュー・新規リード対応)をClaude CodeのSkill・サブエージェントとして構築し、実際に来た1件の問い合わせで最初から最後まで動かしてみました。今回はその記録です。
続きを読む →『モデルより運用』が本題に:LLM・AIエージェント週刊ニュース 第10号 (2026-06-03〜2026-07-11)
今月のトレンド分析
6月から7月にかけて、Anthropicの「Fable 5」再展開、Claude Sonnet 5、GPT-5.6ファミリー(Sol / Terra / Luna)が立て続けに発表されました。中でもFable 5は、コーディング・エージェント・one-shotアプリ生成で開発者コミュニティの話題を独占し、YouTube上のAIニュースチャンネルでは「OpenAIのスポットライトを奪った」とまで評されています。GPT-5.6の公式発表自体が「Agents Last Exam 53.6、Fable 5に13.1ポイント差」という名指しの比較を軸にしているほどで、今月のモデル競争はFable 5を中心に回っていたと言っていいでしょう。どのモデル発表もHacker Newsで1,000ポイント超という大きな反響で、フロンティアモデル競争は相変わらず賑やかです。ただ今月集まった開発者コミュニティの声を眺めていると、話題の重心は「新モデルの性能」から「実際に使ったときの挙動」に寄ってきています。
続きを読む →町工場が生成AIに投資する理由は「人が採れない」から逆算すると見えてくる
先日、横浜のお客様を訪問しました。新規事業の立ち上げや現場の事務処理に生成AIを活用しようと、経営者ご自身で勉強を重ねている、先進的な会社です。話を伺っていると、新規事業では発信物をどう作るか、現場の事務処理ではちょっとしたツールをどう用意するかという悩みが具体的に出てきました。今の私の仕事は、こうした会社に生成AIの使いどころを一緒に見つけ、現場で回る形に落とし込むことです。
続きを読む →AIエージェントと作る「阿波忌部」史料集。創作させないことに全力を注いだ話
徳島県(古代阿波国)の忌部氏・阿波忌部について、公開された一次史料の翻刻に基づく年代別の史料集をMarkdownで作りました。序章と第1〜10章に引用史料一覧・参考文献を加え、最後は表紙付きの1つのPDF(A4・168ページ)にまとめています。
阿波忌部は、地元では「神代から続く一族が大嘗祭の麁服(あらたえ)を織り、房総半島を開拓した」という壮大な物語で語られがちなテーマです。今回いちばん力を注いだのは、その物語を書かせないことでした。AIエージェントに史料を集めさせると、放っておけば伝承と史実を地続きにした「読みやすい歴史」を書いてしまいます。それを徹底的に止める作業の記録です。
続きを読む →会社の秘密を外に出さずに、ISOの相談相手をパソコンの中に作る — 町工場のためのAI活用記
取引先に「ISO 27001を取ってくれ」と言われて、頭を抱えている町工場の社長さんはけっこういます。
何をどうすればいいのか分からない。コンサルに頼むとお金がかかる。かといって、自社のセキュリティの弱点を、ChatGPTのような外部のAIにそのまま打ち込んで相談するのも気が引ける。
そこで、自分のパソコンの中だけで動く「ISOの相談相手」を作れないか試してみました。会社の情報を一切外に出さずに、手元で気軽に「これってマズいですか?」と聞ける相手です。AIに詳しくない人にも雰囲気が伝わるように、専門的な話はなるべくかみ砕いて書きます。
実は4月くらいから、次期開発案の試作としてちょこちょこ手を動かしてきました。試しては直し、を繰り返して、ようやく「まあまあ使えるな」と思えるところまで来たので、その記録としてまとめてみます。
続きを読む →Fable 5の取り下げより、Opus 4.8が「使えない」ことの方が深刻だと思う
ここ数日、AI界隈のタイムラインはClaude Fable 5の話で持ちきりです。国家安全保障上の懸念で無期限停止になった、Max x20を課金した直後だったのにどうしてくれる。そういう怒りと困惑の投稿が、RedditでもXでも何千という単位で伸びています。気持ちは分かります。お金を払った直後に使えなくなったら、誰だって声を上げたくなる。
でも、私はこっちのほうがずっと気になっています。いま現役で使われているはずのOpus 4.8が、ツールを呼んでも実行されない状態になっている、という問題です。Fable 5が「使えるはずだったものが取り下げられた」話だとすれば、Opus 4.8は「使っている最中のものが壊れている」話。日々の仕事で実際に手を動かしている人間にとっては、後者のほうが明らかに実害が大きいと感じています。
続きを読む →「月20ドル余分に取られるの?」——Claude Codeの6月15日課金変更を、できるだけやさしく整理する
「これ、結局サブスク料金に上乗せで100ドル取られるってこと? じゃあ月200ドル払うの?」。
Claude Codeで自宅のAIに身体を与える実験をしていて、自律行動をどう動かすか考えていたときに、自分でこう口走りました。2026年6月15日にAnthropicが入れた課金の変更について、ネット上の記事をいくつか読んでも、どうにも腑に落ちない。書いてあることは間違っていないのに、読み終わっても「で、結局いくら払うの?」がはっきりしないのです。同じところで引っかかっている人はきっと多いはずだと思い、自分の理解を一度きれいに整理しておくことにしました。
続きを読む →エージェントの「記憶」が問われる週:LLM・AIエージェント週刊ニュース 第9号 (2026-05-03〜2026-06-02)
今月のトレンド分析
今月を一言で表すなら、「エージェントが長く使われることを前提にした設計の話が始まった」という感じです。Claude Opus 4.8 の並列サブエージェント、Cloudflare Agent Memory のコンテキスト腐敗問題、GitHub Copilot の従量課金移行——どの話題も、「賢さ」から「持続性・コスト管理」に論点がシフトしている。ベンチマーク競争は続いていますが、実際に使う側の関心がスコアよりも「長時間動かしたときに壊れないか」「コストが読めるか」に移ってきた月です。
続きを読む →毎月の星空観望会をカレンダーに自動登録する仕組みを作った話
静岡県の月光天文台。50年以上の歴史を持つこの天文台では、毎月数回、土曜の夜にテーマを決めて天体観察をする「星空観望会」を開催しています。口径50cmの大型反射望遠鏡を特別開放し、参加費は高校生以上500円・中学生以下300円。事前申し込み不要で、当日直接来場できる気軽なイベントです。開催時間は季節によって異なり、冬季は18:00頃、夏季は19:30頃のスタートになります。
私はそのボランティアスタッフとして、10cmマクストフカセグレン+赤道儀、Seestar S50、Dwarf 3 といった機材を持ち込み、参加者に星空を案内する側に立っています。
参加するのは月に2日ほど。「そのくらい物臭せずに自分でやれば?」と言われそうですが、これが結構忘れるのです。なので、うちの秘書(Claude)にスケジュールを登録しておいてもらうことにしました。その仕組みを作った話です。
続きを読む →プロジェクトをまたぐたびに「どのリポジトリで作業?」を解消した話
Claude Code を日常的に使っていると、地味にじわじわ来るストレスがあります。「今日はあのプロジェクトの話をしたいんだけど、Claude Code にそれをどう伝えるか」という問題です。
特定のプロジェクトで作業するとき、毎回「~/projects/my-app に移動して」と言うか、ターミナルで cd してから Claude Code を起動するか。どちらにせよ、一手間かかる。プロジェクトが増えるほど、その一手間の回数も増えていきます。
町工場とAI——「職人の右腕」という答えにたどり着くまで
うちのような、デスクワーク中心のソフト開発会社では、エージェンティックAIによる開発作業の効率化は目覚ましいものがあります。コードレビュー、ドキュメント生成、テスト自動化——気づけばAIなしの開発フローが想像できないくらい、日常に溶け込んでいます。
続きを読む →LLMエージェントで「動き続ける」システムを作る — 自律パイプライン設計の実践
あなたのシステム、止まったら終わりですか?
「AIに作ってもらう」という話はよく聞く。でも自分がもっと面白いと思ってるのは「AIが動き続ける仕組みを作る」ほうだ。
CVEが検知されたら自動でリスク評価して台帳に記録する。メールが届いたら自動で分類して返信ドラフトまで作る。人が気づく前に、システムが次の手を打ってる。
コードを書いてもらうんじゃなくて、起動したら自分でデータを拾って、判断して、記録して、次に備える。そういうシステムをLLMエージェントで作ってきた経験から、ハマりどころも含めて書いてみます。
続きを読む →GmailとGeminiで受信トレイを自動整理するシステムをつくった話
知り合いの社長さんから相談がきた。「自分が外出してる間、営業と事務のスタッフがメール対応に追われてて大変そうなんだよね。なんかできない?」
受信トレイを開く、読む、優先度を判断する、誰に回すか決める。1件1件は大した作業じゃないけど、10〜20件積み重なると午前中がつぶれる。社長がいないときに限って問い合わせが立て込んだりもする。
続きを読む →AIがセキュリティコンサルタントになる時代 - sme-securityスキルのご紹介
中小企業のセキュリティ担当者のみなさん、こんな経験はありませんか?
「セキュリティ対策が必要とはわかっているが、何から手をつければいいか見当もつかない」「専門家に相談したいが、コストが心配で一歩踏み出せない」——そんな悩みに応えるために開発したのが、今回紹介する sme-securityスキル です。
続きを読む →AIブームの副作用:AI驚き屋とAI詐欺を読み解く (2026-04-10〜2026-05-09)
今週のトレンド分析
今週は「AI驚き屋」と「AI詐欺」という、AIブームの副作用をまとめて見る回にしました。Claude Opus 4.7 や GPT-5.5 Instant のように、LLMそのものは着実に賢く・扱いやすくなっています。一方で、その進化を誇張して人を集める発信や、AI時代の空気を利用したなりすまし詐欺も目立ってきました。技術の進化と、それを悪用・誇張する動きが同じ速さで走っている感じですね。
続きを読む →LLM・AIエージェント週刊ニュース (2026-04-27〜2026-05-03)
今週のトレンド分析
先週のAI・LLMエージェント界隈は、モデル単体の性能競争よりも、「どこで動かすか」「誰が使えるようにするか」「どう安全に運用するか」が前に出た週でした。OpenAIはAWSに乗り、Claudeは制作ツールへ入り、Google DeepMindは医療と国家連携を押し出し、Microsoft ResearchとHugging Faceはエージェント運用の壊れ方と評価コストに目を向けています。
続きを読む →CodexやClaude Codeがもたらす「一人ソフトウエアハウス」の変革
個人開発や小さなSaaS運営をやっていると、いつも足りないのはアイデアではなく手数です。仕様を考え、コードを書き、テストし、ドキュメントを整え、運用まで見る。この全部を1人で回すのは、やっぱり重いですよね。
でも最近は、Codex や Claude Code のようなエージェント型の開発ツールが出てきて、「1人で全部やる」から「1人で方針を決めて、複数の実務を並列で進める」へ、仕事の形そのものが変わり始めています。
GenbaFlowのセキュリティアセスメントをどう自動化しているか
GenbaFlow では、製造現場の日報や作業記録、それに紐づく個人情報を扱っています。こういう SaaS を運営していると、「何か問題が起きてから考える」では遅いんですよね。とはいえ、1人で開発も運用もセキュリティ対応も回していると、重たい運用は続きません。
そこで GenbaFlow では、ISO/IEC 27005 をベースにしつつ、リスク管理そのものをできるだけ自動化するやり方を取っています。認証取得のための立派な仕組みというより、限られたリソースでも現実的に回り続ける仕組みを作ることを優先しました。
続きを読む →ChatGPT・Claude・Gemini週刊ニュース (2026-04-13〜2026-04-20)
今週のトレンド分析
今週のAI 3社を見ると、モデルの賢さだけを競う段階から、「どの仕事の入口をAIに任せるか」を広げる段階に入ってきた感じですね。ChatGPTは利用プランと配信面、Claudeはコーディングとデザイン、Geminiは音声と画像生成で、それぞれ日常業務に近いところを押さえにきています。
続きを読む →LLM・AIエージェント週刊ニュース (2026-04-02〜2026-04-09)
今週のトレンド分析
① クローズド系企業の激しい成長競争 🔥
OpenAI と Anthropic の競争が本気モードですね。OpenAI は IPO 検討を進めており、Anthropic は年間収益ランレート 30 億ドル達成と、OpenAI を上回ってます。どちらも高機能化(100万トークンコンテキスト、マルチモーダル推論)を次々とリリースしていて、成長で後れを取りたくない気迫が伝わってきます。
続きを読む →Gemini・Claude・Codex 公式発表ウォッチ (2026-03-25〜2026-04-02)
今週のトレンド分析
この1週間強をざっくり見ると、Gemini・Claude・Codex はそろって小さくても意味のある更新を出してきました。Gemini はリアルタイム音声、Claude はモバイルのインタラクティブ表示に加えて配布物管理の信頼性が問われる出来事があり、Codex はプラグイン配布という具合に、今週は「モデル名の刷新」より「使い方の面と運用品質」が強く意識された週でしたね。
続きを読む →Gemini・Claude・Codex 公式発表まとめ (2026-01-23〜2026-03-23)
今週のトレンド分析
この2ヶ月の公式発表をまとめて眺めると、Gemini、Claude、Codex の競争軸は「単に賢いモデルを出すこと」から、「どの仕事を、どのUIで、どこまで肩代わりできるか」にかなり移ってきた感じですね。モデルそのものの性能改善はもちろん続いていますが、実際の発表の厚みは、デスクトップ、Office、レビュー、スケジュール実行みたいな運用面に強く出ています。
続きを読む →X.com観測: LLM・AIエージェント情報商材ビジネス (2026-02-22〜2026-03-22)
今週のトレンド分析
ここのところ、X界隈,Youtube界隈では俗にいう「AI驚き屋」が多く出てきていまね。 中にはちゃんとしたノウハウとして無償提供しているアカウントもありますが、傾向としては情報商材を販売する人たちって感じが拭えません。
続きを読む →LLM・AIエージェント週刊ニュース (2026-03-13〜2026-03-20)
今週のトレンド分析
今週(3/13〜3/20)、AI エージェント界隈がかなり騒がしかったのに気づいた方も多いのでは? 一言でまとめると、「エージェントがようやく実用フェーズに入ってきた!」という感じの1週間でした🎉
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