新しいAIが出るたびに、返ってくる文章がどれだけ自然か、どれだけ賢そうかが話題になります。そういう感覚でいると、2026年9月15日にTypeSafe AIが公開した「Jev」には拍子抜けするかもしれません。何も書いてこないからです。
質問を投げると、「はい/いいえ」や「A・B・Cのどれか」を、確率つきでミリ秒単位で返してくる。それだけのAIです。
ところがこの地味なAIが、発表からわずか1日で、開発ツールを提供するVercel社のAI Gatewayという仕組みの上で、有料チームの約13%に使われ始めました。同社の記録に残る歴代のモデル公開の中で、最速の普及ペースだといいます。何がそうさせたのか、中身を見ていきます。