株式会社リバーランズコンサルティングの社長兼開発者兼その他を担当している坂井です。 文字通り徒然なるままに記録しています。
他社の不正アクセスの報道を機に、運用中の顧客システム3本を点検した。
運用している顧客向けの業務システム3本を点検しました。 結論から書くと、今回の3本は、確認できた範囲で、安心してよい状態でした。 侵入の形跡は見つからず、攻撃は来ていましたが、成功した形跡もありませんでした。
きっかけは、9月下旬から続いた不正アクセスの公表です。 日本郵便(郵便局アプリ)、ヤマト運輸、佐川急便、セイコーマート、タイムズカー、ニッポンレンタカー。 各社の初報は9月25日から10月1日の間に出て、続報は10月に入っても続いています。 規模は、確認できた範囲で、ニッポンレンタカーの数十名から、タイムズカーの約160万アカウントまで幅があります。
どの会社のシステムも、利用者の個人情報を預かっています。 私が運用している業務システムも、個人情報を預かる点では同じです。 そこで、念のために点検しました。 ただ、形跡がないことと、侵入されていないことの間には、点検では埋められない差が残ります。
続きを読む →日本列島はこの1年でどれだけ動いたか。電子基準点1083局で測ったら、最大は87cmだった
7月28日の熊本地震のあと、東北の太平洋側で地震が減ったように感じていました。去年の暮れから青森や三陸の沖で大きな地震が続いていたのに、最近は地震情報に東北の名前をあまり見かけない。
数えてみると、減ってはいませんでした。東北の太平洋側で揺れた地震は、熊本地震の前も後も月30件前後です。変わったのは一覧のほうで、熊本の余震が7月と8月に毎月300件近く加わり、東北の占める割合が4分の1から1割未満に下がっていただけでした。
では、揺れの回数ではなく地面そのものはどうなのか。国土地理院の電子基準点の座標を、全国1083局について1年分並べてみました。
続きを読む →分析2〜3時間が数分に:中小製造業2社の業務システムに「AIの入口」を付けて見えたこと
2026年9月中旬、顧客管理(CRM)の大手2社が続けて新しい方向を打ち出しました。 Salesforce は自社の画面を開かずに Claude や Slack から使える仕組み(AIforce)を、HubSpot は通話やメールの内容を手入力なしで取り込む仕組み(Smart CRM)を発表しています。 業務システムが「人が画面を開いて入力するもの」から、AIを通して使うものへ動き始めた兆候です。
続きを読む →しゃべらないAI「Jev」が発売1日でエンジニアの13%に使われた話
新しいAIが出るたびに、返ってくる文章がどれだけ自然か、どれだけ賢そうかが話題になります。そういう感覚でいると、2026年9月15日にTypeSafe AIが公開した「Jev」には拍子抜けするかもしれません。言葉で返してこないからです。
質問を投げると、「はい/いいえ」や「A・B・Cのどれか」を、確率つきでミリ秒単位で返してくる。それだけのAIです。
ところがこの地味なAIが、発表からわずか1日で、開発ツールを提供するVercel社のAI Gatewayという仕組みの上で、有料チームの約13%に使われ始めました。同社の記録に残る歴代のモデル公開の中で、最速の普及ペースだといいます。何がそうさせたのか、中身を見ていきます。
続きを読む →デジタル化・AI導入補助金2026、採択率44%(通らなかった側の読み方)
9月3日、中小企業庁からデジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)の直近の採択結果が公表されました。申請5,913件に対して採択2,601件、採択率は約44%(43.98%)です。半数以上の事業者が通らなかった計算になり、「申請すればだいたい通る」制度ではありません。
続きを読む →大手118社が「集団的防衛」を呼びかけた意味、中小企業が今期やるべき3つのこと
OpenAI主導で118社が署名した公開書簡
2026年8月27日(日本時間は8月28日報道)、OpenAI が主導する形で、Anthropic、Google、Microsoft、AWS、Cisco、Oracle、CrowdStrike、Palo Alto Networks、Fortinet、Visa、Mastercard など118の企業・団体が連名で公開書簡「A call for collective action on cyber defense」を発表しました。
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